問題
から
までの整数のうち、
または
の倍数となる整数の個数を求めなさい。
つまずきポイント
今回の問題は、集合の要素の個数の問題です。
100から200までの整数中の特定の倍数の個数を求めます。
集合には、覚えなければいけない用語や記号が多くあります。
似たような記号も多くあるのでしっかりと区別させましょう。
今回の問題のポイント
<◯の倍数の個数>
例) の倍数の数字は、
と表されるので、 の倍数の個数は、
個となる。
解説
求めたいことを記号で表す
「 または
の倍数となる整数の個数」を言い換えていくと、
「 の倍数または
の倍数となる整数の個数」となる。
ここで、
・ の倍数となる整数の集合を
・ の倍数となる整数の集合を
とする。
「 となる整数の個数」は、
と表せる。
ベン図から を求める公式を導く。
を求めるために、
と
を単純に足してしまうと、
図 1 の 斜線部分を余計に( 回)足してしまう。
なので、
(斜線部分)を引かなければならない。
よって、
=
それぞれの個数を求める
① を求める
よって、
したがって、
② を求める
よって、
したがって、
③ を求める
の倍数かつ
の倍数は、
の倍数なので、
よって、
したがって、
公式に当てはめる
=
より、
=
= 31
おわりに
100から200までの整数中の特定の倍数の個数を求めるためには、
<◯の倍数の個数>
例) の倍数の数字は、
と表されるので、 の倍数の個数は、
個となる。
この公式を用います。
今回の問題が難しく感じた人は、
記号や用語を覚えきれていない可能性があります。
今一度、教科書や参考書で確認してみてください。
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