はじめに
今回は、位置ベクトルについての問題です。
早速ですが、ポイントは2点あります。
① 位置ベクトルがなにかを理解する
② 式を図に落とし込む
図に落とし込むことができれば、問題を解くために必要な情報が見えてきます。
式を図に落とし込むポイント
式を図に落とし込むために、始点を変更しなければいけない場合があります。
始点の変更についてはこちらをチェック
位置ベクトルとは?
位置ベクトルとは、
に対して、任意の点を始点(ここでは、点
とする。)にして、
と表すことです。
よく使用する形
において、線分
を
に内分する点を
とするとき、
+
問題
の内部に点
があり、
を満たすとき、
点 はどのような位置にあるか。
解説
今回の場合は、
式:
図:
上記の式を図に落とし込む必要があります。
そのためにまずは始点を変更してみましょう。
今回の問題の式を見てみると、始点が になっていますね。
このままだと点 の位置がよくわかりません。
点 の位置をわかりやすくするためには、
三角形の頂点を始点にしましょう。
ここまで整理できたら、図に落とし込みましょう。
とおくと、
点 は、
において線分
を
に内分する点とわかる。
①
① より
また、
と表されるので、
点 は、
において線分
を
に内分する点とわかる。
②
② より
点 は、
において線分
を
に内分する点とわかる。
②
ここまでの内容を踏まえた上で実際の答案を見ていきましょう。
実際の答案
とおくと、
と表される。よって、
において線分
を
に内分する点を 点
とすると、
点 は、線分
を
に内分する点である。
おわりに
今回は、位置ベクトルについての問題でした。
記事の問題に対して質問がある方はいつでもご連絡ください。
また、オンラインで家庭教師も可能です。
詳しくは下記の問い合わせフォームからご連絡ください。
いつでもお待ちしております。
お問い合わせフォーム
https://forms.gle/2RVgwcMPcL5YxWbV7
Math Kit
数学を学ぶためのキットが揃っています。
「途中式を飛ばさない」数学学習サイトとなっています。
ぜひ、学習に役立たせてください。